令和3年5月14日 江戸六地蔵 霊厳寺・品川寺
2021年 05月 14日
コース 橘商店街・・白河霊厳寺・・築地・・品川寺・・品川神社
今日の目的地は江東区白河の霊厳寺と品川区南品川の品川寺にある江戸六地蔵。
気温は28度になるという。9日の江戸川区巡りは長袖を着ていて、気温の高さにばててしまったので、今回は半袖にした。 八広中央通りから下町人情キラキラ橘商店街に入った。TVでコッペパンのハト屋とか内藤大助の奥さんの実家など何度か取り上げられている。名前の通り下町情緒あふれるさびれた商店街。
時間が早いからか、開いていないお店が多い。
この先、いろいろな川(運河)と橋の名前が出てくるので、混乱しないように・・
北十間川に架かる十間橋を渡り、横十間川沿いに走る。JR総武線をアンダーパスし、墨東病院近くの旅所橋で横十間川を渡って、首都高小松川線の下に行く。
ここに竪川が流れている。ほぼ暗渠化され、スポーツ公園になって、フットサル場やグランドゴルフ場などの施設がある。首都高が屋根代わりになって、野外なのだけれど全天候型である。
錦糸町のホテル街を抜けて、大横川遊歩道に入る。タテとヨコが出てきた。竪川は江戸城から見て縦に流れ、大横川のヨコに流れているから。
小名木川に架かる新高橋を渡って、東京都現代美術館前に来てしまった。走りすぎだ。少し戻り、深川資料館通りに入る。深川江戸資料館の隣に霊厳寺があり、江戸六地蔵の一つがある。
水戸街道沿いに建立すると言われているが、水戸街道が近くを通っていないので謎。
他の地蔵より指が長く、宝珠を持つ左手の指が密着した形が特徴と銘板にあった。木々の緑をバックにしているので、今まで見た三つ(台東区東禅寺、巣鴨真性寺、新宿太宗寺)よりいいかな。松平定信の墓や勢至丸様(法然上人御幼名)像がある。
深川えんま堂(前に見学済み)から、隅田川に架かる永代橋を渡る。下流は佃島。佃リバーシティ21の高層ビルが立ち並ぶ、景観が良い。
永代橋を渡ったところは隅田川と神田川、亀島川に囲まれた霊厳島(現在の地名は新川)。白河の霊厳寺は昔ここにあった。明暦3年の江戸の大火で全焼し、白河に移転した。
南高橋を渡ると、鉄砲洲稲荷神社があったので立ち寄る。とても小さな二宮金次郎像があった。
隣は港区立中央幼稚園、区立中央小学校。とても区立の幼稚園、小学校とは思えない斬新な建物。2013年度グッドデザイン賞を受賞した建物でデザイナーは久米設計とのこと。
聖路加ガーデン、あかつき公園、はとば公園を通過する。どこを走っているのか分からないが、隅田川沿いであろう。勝どき橋を越えた。築地に行って、波除神社をお参りする。
つきじ獅子祭りが有名で、神輿替わりに担がれる獅子頭が獅子殿に奉納されていた。
品川まで、東京高速道路の下を走った。浜離宮を過ぎ、竹芝通りに出た。東京ポートシティ竹芝が建っている。テナントに東京都立産業貿易センターが入り浜松町駅から東京ポートシティまで全長500mの歩行者専用の高架ガラス張り歩道(ポートデッキ)がつながり、雨に濡れないでアクセスできる。建築費は相当かかっているだろう。
品川駅東口に出て、品川インターシティとグランドコモズの間のセントセルガーデンを抜けた。
中央が低くなっているので、最初は下って行った。マイクロソフトなどの大企業がテナンとして入っているがひっそりとしている。テレワークが進んでいるのか?空室が気になる。
旧東海道・品川宿に入った。閻魔様のいる長徳寺に行きたい。目印は城南小学校だが、なかなか見つからない。目黒川を渡ってしまった。行き過ぎか?京急の駅を確かめに行った。新馬場南口。
まだ先だ。もう一度品川宿に戻り、何となく小路を右折。突き当りが長徳寺だった。入り口に寺の名が書かれていない。本堂の横に閻魔堂がある。閻魔像を写したのだがカメラがぶれてうまく写せない。
六地蔵のある品川寺はまだ先の京急青物横丁駅近くにあった。東海道歩きや自転車ツアーで4度も通過しているのに、境内に入るのは初めて。
ここの江戸六地蔵は東海道に建立する一番。白河と同様にバックの緑が良い。
風情ある山門をくぐると、境内カフェが目についた。
ご本尊をお参りしよう。。本堂の中に入ると聖観音菩薩が祀られている。客殿には薬師如来と日光月光菩薩が祀られている。
東海七福神の毘沙門天だが、石造の七福神もあり、一寺で全部お参りできる。弁天堂もあり、弁財天が祀られていたがどうしても写真がぶれてしまった。
大梵鐘があって、その後ろに観音菩薩像があり、軍馬や軍犬、軍鳩がなついている感じがした。
昼食は、日之屋カレー店に入った。神田でカレーグランプリとなった名店という。
コロッケカレーを食したが一口目のご飯に違和感(固まっている感覚)があったので、どうかなと思った。人形町の淡路島カレーが懐かしいな。
第一京浜国道を渡って、品川エトワール女子高校の裏手に回る。
南品川ロイヤルハイツとアリーュルゼームス坂の間に幽霊坂がある。わざわざ自転車を担いで階段を上がり、その道に入った。木が欝蒼としている。アリーュルゼームス坂のゴミも一角に集められる。(坂道とはフェンスで仕切られている)
幽霊坂を抜けるとゼームス坂。新馬場に向かってゆるく下ってゆく。
品川富士(富士塚)のある品川神社に行こう。京急の車窓から見ているのだが、訪れるのは今回が初めて。
富士塚に行く前に神社をお参りしよう。朱塗りのりっばな社殿だ。右の神楽堂もきれい。社殿の横手に稲荷鳥居が並んでいた。階段を降りるように屈折した鳥居が並ぶ。下ると阿那稲荷神社があり、「一粒萬倍の泉」という霊水がある。銭洗弁天のようにお金を洗うのだろう。小さなプラスチック製の篭も用意されていた。お金は洗わず手を洗った。
品川富士に行こう。品川区指定有形民俗文化財で標高15mあり都内最大級。明治2年(1869)から5年(1872)にかけての築造されたものでこの富士塚に登ることで本物の富士山に登ったのと同じ御利益があるという。
神社を先にお参りしたので裏口から上ることになる。富士浅間神社と交通旅行安全守護のぶじかえるがある。
裏口登山道は鎖と丸石の階段でちょっと怖い。
山頂は広場になっていて、京急電車や、天王洲アイルの高層ビルが見える。足元の京浜国道は、ほぼ垂直に見え、高度感を味わえる。
表口から下るが、裏道より怖い。しっかり鎖と岩(富士山の本物の溶岩)に触れて下りました。
参道の石段(シンゴジラロケ地)を下って気が付いたのが双龍鳥居で、昇り龍、降り龍が彫られている。龍が彫られている鳥居は初めて見た。
品川から第一京浜の自転車通行帯を走って、新橋・銀座・京橋へと進んだ。
自転車通行帯だけれど、駐車する車が多くて、自転車の通行妨げになっている。幸い3車線で、自動車は中央2車線を走っているから、駐車する車を避けても車道を走っても大丈夫だった。
京橋(宝町)の桃六で自分のために沖の石(カステラあんドーナッツ)を買い、田原町ボワ ブローニューで妻のためにぶどうパンと天然酵母いもパンをゲットして帰ろう。